グルールミッドレンジ
2014年10月15日 TCG全般一応GPTで勝てたので、あーいうリストに至った思考過程を書いておこうと思った。
まずテンプレートとしたリストは以下
http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-khans-standard/
Lands
4 x Wooded Foothills
4 x Temple of Abandon
4 x Rugged Highlands
2 x Mountain
9 x Forest
Creatures
4 x Elvish Mystic
4 x Sylvan Caryatid
4 x Rattleclaw Mystic
1 x Hooded Hydra
4 x Courser of Kruphix
4 x Polukranos, World Eater
4 x Stormbreath Dragon
Noncreature Spells
4 x Xenagos, the Reveler
4 x Sarkhan, the Dragonspeaker
2 x Lightning Strike
2 x Magma Jet
仮想敵は3色デッキ。デッキコンセプトとしては、マナ加速からフィニッシャーを早いターンに出し、相手がそれに対処するまでのギャップでダメージを稼ぐというもの。
とりあえずこのリストを回してみて、問題点が出てきたらその都度アジャストしていこうということで調整開始。
が、いざ回してみると上記のようなゲーム展開にはなかなかならない。
問題その1 勝ち手段薄い
リストにある殴れるフィニッシャーを数えてみるとハイドラとドラゴンで13枚しかない。マナ域的にはこのくらいの数が限界ではあるが、これらで殴る以外のゲームプランが無いというのではちょっと。ということで火口の爪を採用。中盤以降マナだけは山ほど出るので追加の勝ち手段や除去としては上々だった。
問題その2 マナクリ多過ぎ
リスト見てても多すぎるとは思った。初手の都合的にはマナクリは多い方がいいのだけど、3色デッキ相手にゲームが長引いた場合、手数もフィニッシャーの質でも負けてしまうので少しずつ減らす方針にした。
どのマナクリをリストラするかに関しては、女人像と爪鳴らしで迷った。ライフを削りに行くアグレッシブなデッキなので2/1の爪鳴らしか、焼かれてゲームプランが破綻するといったことのない女人像か。何回も回した結果、最終的にはエルフ、女人像の8枚体制になった。
問題その3 プレインズウォーカーもろい
プレインズウォーカーは、出してすぐに相手の生物に殴られて退場するのではほぼニート。プレインズウォーカーを守れるだけの盤面を構築してから場に出すか、相手が盤面をつくる前に場に出すかしないとその威力を発揮できない。環境的に脅威となる生物が多いのでプレインズウォーカーは入れ得ではない印象。全盛期はゼナゴス、チャンドラ、ニッサ、サルカンで合計10枚入っていたが、最終的には7枚に。
問題その4 除去が必要
自分のデッキ構築の考え方として、アグレッシブなデッキではメインボードに消極的なカードをできるだけ取りたくないというのがある。火拳の打撃者や潮縛りの魔道士などは相手の邪魔をしつつ自分の主張も通すカードなので大変よろしいが、岩への繋ぎ止めやミジウムの迫撃砲は自分の作戦とは直接は関係のないカードなわけで、これらをメインボードから取ると除去が噛み合わないマッチアップが必ず出てくることになる。それでも自分の作戦において致命的な生物が環境に多くいるならば、なるべく腐らないようなものを選ぶ必要があると考えてる。
時期的にジェスカイテンポが流行り出していて、カマキリの乗り手があまりにも強かった。稲妻の一撃は他のマッチで腐るので、弧状の稲妻をダメ元で試してみたところこれがそこそこ当たり。エルズぺストークンや緑信心のマナクリも複数体焼けたり思った以上に丸い使い心地だった。以後はこれをメイン除去として採用。
問題その5 もっとアグレッシブにしたい
上記までカードを減らした結果スロットが空いたので、ゴブリンの熟練扇動者を採用。マナエルフから2ターン目着地のドブンも狙えていい感じ。
クルフィックスの狩猟者が後ろ向き過ぎるという議論が以前から自分の中で持ち上がっていたので、ゼナゴスの狂信者に替えようとしたがこれは圧倒的却下。
かくして出来上がったリストが以下
Creatures:23
4 Elvish Mystic
4 Sylvan Caryatid
4 Courser of Kruphix
4 Goblin Rabblemaster
3 Polukranos, World Eater
4 Stormbreath Dragon
Spells:14
3 Crater’s Claws
3 Arc Lightning
1 Bow of Nylea
4 Xenagos, the Reveler
3 Sarkhan, the Dragonspeaker
Lands:23
8 Forest
1 Mana Confluence
6 Mountain
4 Temple of Abandon
4 Wooded Foothills
Sideboard:15
2 Circle of Flame
3 Anger of the Gods
1 Barrage of Boulders
3 Hornet Nest
2 Chandra, Pyromaster
2 Stoke the Flames
1 Nissa, Worldwaker
1 Hornet Queen
ナイレアの弓は一枚なら取り得。
メインボードのゲームプランに関しては、序盤は地上で殴り、地上が止まったら空から殴り、空も止まったら火力で何とかするといった具合にいい感じに仕上がったと思う。
サイドボードは、マルドゥミッドレンジ相手にかき立てる炎がどうしても欲しかった事以外は、遅いデッキ用と早いデッキ用という属性だけ考えて組んだ。
GPTミラノ 主催:蒼猫亭
参加者12名
R1 ジェスカイテンポ ○○
R2 ジェスカイトークン×○○
R3 ジェスカイテンポ ○×○
R4 アブザンミッド ×○×
R5 ID
SE1 アブザンミッド ○×○
SE2 アブザンミッド △○
ほぼ完全に身内だけの大会。
メイン戦はうまく回らないと結構苦しいが、相手の事故を拾って勝ったゲームもあり、そこは2色デッキを使う上でのメリットだと思った。
サイド後のゲームプランとしては、ゴブリンとスズメバチの巣を入れ替えて地上戦に蓋をし、飛行だけで殴るプランが強かった。
ジェスカイテンポのサイド
In
3 Anger of the Gods
3 Hornet Nest
1 何か
Out
4 Goblin Rabblemaster
3 Crater’s Claws
基本は地上を止めて飛行で殴る。
神々の憤怒はジェスカイ側の生物全てを除去できるため非常に強かった。火口の爪はジェスカイ側のライフゲイン手段が豊富なため、勝ち手段として機能しないのでサイドアウト。
アブザンミッドのサイド
In
1 Barrage of Boulders
3 Hornet Nest
2 Chandra, Pyromaster
1 Nissa, Worldwaker
1 Hornet Queen
Out
4 Goblin Rabblemaster
3 Crater’s Claws
1 Xenagos, the Reveler
ゲームプランはジェスカイのときと概ね同じ。プレインズウォーカーは返しで退場させないと大変なことになる。チャンドラは噛み合ってなさそうだけど、アブザン側はサイドから高木の巨人をサイドインしてくるので、地上を止めた後の空からの攻撃を通すのに必要。
まずテンプレートとしたリストは以下
http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-khans-standard/
Lands
4 x Wooded Foothills
4 x Temple of Abandon
4 x Rugged Highlands
2 x Mountain
9 x Forest
Creatures
4 x Elvish Mystic
4 x Sylvan Caryatid
4 x Rattleclaw Mystic
1 x Hooded Hydra
4 x Courser of Kruphix
4 x Polukranos, World Eater
4 x Stormbreath Dragon
Noncreature Spells
4 x Xenagos, the Reveler
4 x Sarkhan, the Dragonspeaker
2 x Lightning Strike
2 x Magma Jet
仮想敵は3色デッキ。デッキコンセプトとしては、マナ加速からフィニッシャーを早いターンに出し、相手がそれに対処するまでのギャップでダメージを稼ぐというもの。
とりあえずこのリストを回してみて、問題点が出てきたらその都度アジャストしていこうということで調整開始。
が、いざ回してみると上記のようなゲーム展開にはなかなかならない。
問題その1 勝ち手段薄い
リストにある殴れるフィニッシャーを数えてみるとハイドラとドラゴンで13枚しかない。マナ域的にはこのくらいの数が限界ではあるが、これらで殴る以外のゲームプランが無いというのではちょっと。ということで火口の爪を採用。中盤以降マナだけは山ほど出るので追加の勝ち手段や除去としては上々だった。
問題その2 マナクリ多過ぎ
リスト見てても多すぎるとは思った。初手の都合的にはマナクリは多い方がいいのだけど、3色デッキ相手にゲームが長引いた場合、手数もフィニッシャーの質でも負けてしまうので少しずつ減らす方針にした。
どのマナクリをリストラするかに関しては、女人像と爪鳴らしで迷った。ライフを削りに行くアグレッシブなデッキなので2/1の爪鳴らしか、焼かれてゲームプランが破綻するといったことのない女人像か。何回も回した結果、最終的にはエルフ、女人像の8枚体制になった。
問題その3 プレインズウォーカーもろい
プレインズウォーカーは、出してすぐに相手の生物に殴られて退場するのではほぼニート。プレインズウォーカーを守れるだけの盤面を構築してから場に出すか、相手が盤面をつくる前に場に出すかしないとその威力を発揮できない。環境的に脅威となる生物が多いのでプレインズウォーカーは入れ得ではない印象。全盛期はゼナゴス、チャンドラ、ニッサ、サルカンで合計10枚入っていたが、最終的には7枚に。
問題その4 除去が必要
自分のデッキ構築の考え方として、アグレッシブなデッキではメインボードに消極的なカードをできるだけ取りたくないというのがある。火拳の打撃者や潮縛りの魔道士などは相手の邪魔をしつつ自分の主張も通すカードなので大変よろしいが、岩への繋ぎ止めやミジウムの迫撃砲は自分の作戦とは直接は関係のないカードなわけで、これらをメインボードから取ると除去が噛み合わないマッチアップが必ず出てくることになる。それでも自分の作戦において致命的な生物が環境に多くいるならば、なるべく腐らないようなものを選ぶ必要があると考えてる。
時期的にジェスカイテンポが流行り出していて、カマキリの乗り手があまりにも強かった。稲妻の一撃は他のマッチで腐るので、弧状の稲妻をダメ元で試してみたところこれがそこそこ当たり。エルズぺストークンや緑信心のマナクリも複数体焼けたり思った以上に丸い使い心地だった。以後はこれをメイン除去として採用。
問題その5 もっとアグレッシブにしたい
上記までカードを減らした結果スロットが空いたので、ゴブリンの熟練扇動者を採用。マナエルフから2ターン目着地のドブンも狙えていい感じ。
クルフィックスの狩猟者が後ろ向き過ぎるという議論が以前から自分の中で持ち上がっていたので、ゼナゴスの狂信者に替えようとしたがこれは圧倒的却下。
かくして出来上がったリストが以下
Creatures:23
4 Elvish Mystic
4 Sylvan Caryatid
4 Courser of Kruphix
4 Goblin Rabblemaster
3 Polukranos, World Eater
4 Stormbreath Dragon
Spells:14
3 Crater’s Claws
3 Arc Lightning
1 Bow of Nylea
4 Xenagos, the Reveler
3 Sarkhan, the Dragonspeaker
Lands:23
8 Forest
1 Mana Confluence
6 Mountain
4 Temple of Abandon
4 Wooded Foothills
Sideboard:15
2 Circle of Flame
3 Anger of the Gods
1 Barrage of Boulders
3 Hornet Nest
2 Chandra, Pyromaster
2 Stoke the Flames
1 Nissa, Worldwaker
1 Hornet Queen
ナイレアの弓は一枚なら取り得。
メインボードのゲームプランに関しては、序盤は地上で殴り、地上が止まったら空から殴り、空も止まったら火力で何とかするといった具合にいい感じに仕上がったと思う。
サイドボードは、マルドゥミッドレンジ相手にかき立てる炎がどうしても欲しかった事以外は、遅いデッキ用と早いデッキ用という属性だけ考えて組んだ。
GPTミラノ 主催:蒼猫亭
参加者12名
R1 ジェスカイテンポ ○○
R2 ジェスカイトークン×○○
R3 ジェスカイテンポ ○×○
R4 アブザンミッド ×○×
R5 ID
SE1 アブザンミッド ○×○
SE2 アブザンミッド △○
ほぼ完全に身内だけの大会。
メイン戦はうまく回らないと結構苦しいが、相手の事故を拾って勝ったゲームもあり、そこは2色デッキを使う上でのメリットだと思った。
サイド後のゲームプランとしては、ゴブリンとスズメバチの巣を入れ替えて地上戦に蓋をし、飛行だけで殴るプランが強かった。
ジェスカイテンポのサイド
In
3 Anger of the Gods
3 Hornet Nest
1 何か
Out
4 Goblin Rabblemaster
3 Crater’s Claws
基本は地上を止めて飛行で殴る。
神々の憤怒はジェスカイ側の生物全てを除去できるため非常に強かった。火口の爪はジェスカイ側のライフゲイン手段が豊富なため、勝ち手段として機能しないのでサイドアウト。
アブザンミッドのサイド
In
1 Barrage of Boulders
3 Hornet Nest
2 Chandra, Pyromaster
1 Nissa, Worldwaker
1 Hornet Queen
Out
4 Goblin Rabblemaster
3 Crater’s Claws
1 Xenagos, the Reveler
ゲームプランはジェスカイのときと概ね同じ。プレインズウォーカーは返しで退場させないと大変なことになる。チャンドラは噛み合ってなさそうだけど、アブザン側はサイドから高木の巨人をサイドインしてくるので、地上を止めた後の空からの攻撃を通すのに必要。
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