僕のオリヴィア・ヴォルダーレン その3
2013年9月20日 TCG全般名古屋の東別院の会場へは、ビートダウンとバーンが大好物なR氏と共に新幹線で行ったのであるが、僕は一人で新幹線に乗ったことがなく、また名古屋の地理もさっぱりであったため、その辺りに詳しいR氏は非常に頼もしかった。知らない土地への一人旅は決して苦手科目ではなかったが、乗り継ぎ等は危うかったかもしれぬ。会場近くのコンビニで食糧を購入、受付場所で見知った人たちと挨拶を交わし、会場へ入った。
定員250名の大会で参加者240名前後となかなかの盛り上がり。中村修平をはじめとした有名プレイヤーの姿もありテンションが上がる、ちなみに僕は中村修平の大ファンである。次の遠征について、のせしゅん日本一周というタイトルで日記を書こうかと思うくらいにはファンである。
サブイベントのじゃんけんは全て一没、こりゃ今日の引きには期待できんなとおもいつつ、一回戦が始まったが、このときのbye持ちの気楽さといったらない、三戦分待ってる間に完全にだらけてしまった。
自分は競技マジックに関してはそこそこやる気ある勢であり、前のシーズンでは大阪、姫路、京都とスタンダードのPTQに遠征した。で、そこでは概ねボッチであった。あの広い会場にたくさんの人がいる中、一人というのは結構苦痛である。今回のMMOでは、蒼猫亭が協賛として出店していることもあり、蒼猫亭で顔を合わせる人がたくさんいたので、本戦の一喜一憂をみんなと共有できたのは今回かなり嬉しかった。
会場のショップで、僕はEDHのカードを、R氏はモダン用のフェッチランドを買い漁っていた。そんなにフェッチを買いまくって大丈夫なのかと聞いたが、R氏曰く、黒マナは死儀礼で使い切るから大丈夫なんだそうだ。お金がという意味で聞いたつもりだったが、細かいことは気にするまいとそのときは流した。
R7が終わったところで、一つの問題が。R8において、スタンディング次第ではIDすることでTOP8に進出できるわけであるが、スタンディングの読み方というか意味するところが理解できなかった。なにがどうであればIDできるのかは、R8の対戦相手の方が丁寧に説明してくださり、無事に正解の判断を下すことができた。感謝の言葉もない。
TOP8進出が決まったあとは、写真撮影をしたりインタビューに答えたりしたのだが、自分にはどれも未知の経験。緊張で足が震えていた。ところで、インタビューで聞かれた、今年スタン落ちするカードの中で一番好きなのは何か、という質問にオリヴィア・ヴォルダーレンと答えたのが今回の日記のタイトルの由来。こんなところまで来るなんて自分でもびっくりだったし、みんなも凄いと褒めてくれた。しかしTOP8といっても8位と4位で賞金の額がかなり違っており、この事実は、まだまだ負けられないと自分の気を引き締める源になった。
SE一回戦 ラクドスミッドレンジ(ゾンビ) ○×○
ゾンビはスイスラウンドでも当たっていたが、ジャンドの勝ちパターンがどういうものであるかの理解が薄い。GPのための調整でもゾンビとのマッチを想定したことはなく、実に致命的なポカをやった。
一戦目先手
自分キープ相手1マリ
土地3牙2狩り達1あとなんかというマグロ気味のハンドをキープ。相手の1T目が戦墓のグールであったことで頭を抱えたが、途中で引いたラクドスリターンにより相手のフィニッシャー級のクリーチャーを未然に対処、二体の牙が間に合って押し返した。この後のサイドボードで、火柱やゴルチャといったカードに加えて何故か血のやり取りとヴラスカ(多分燃え立つ大地を警戒した)をサイドインしてしまった。
二戦目後手
互いにキープ
除去が多めのハンドをキープ、相手は墓所這い、騎士、ゲラルフと完璧な回り。ここで自分のハンドには軟泥や化膿、血のやり取り、ヴラスカといったカードがあったが、血のやり取りとヴラスカが相手のデッキに全くかみ合っていないことに気づく。また盤面はどうにもならない状況であった。この二枚が狩り達であればどれほどよかったかと後悔し、相手の4T目貴種を見て投了。
三戦目先手
互いにキープ
相変わらず相手の1T目クリーチャーの動きが安定、途中でかがり火を引き、ライフは守られるも返しで生命散らしのゾンビ。牙、狩り達、ヴォルダーレンというハンドを公開。牙をぬかれたので仕方なく狩り達、ヴォルダーレンと展開。ここで相手にヴォルダーレンに対する解答がなく、戦場が膠着。その後軟泥を引き、ヴォルダーレンと組み合わせて完全にマウントをとった。
SE2回戦 青赤デルバー(優勝デッキ) ××
メモ書きに先手後手、マリガン等の記載なくそのあたり不明。また準決勝は集中しすぎていたようでほとんど記憶もない。
一戦目
相手1T目デルバー、2T後に変身。こちらは軟泥でクロックを刻んでいたが途中で対処され、後続の呪文もそのほとんどが打消しと火力で対処された。そのままデルバーに殴られて死亡。サイドボーディングではガラクやリターンなどの重い呪文をサイドアウトし、ゴルチャ、リリアナのような軽量な呪文に加え、人脈もサイドインした。
二戦目先手
恐らくこの日一日でのベストゲーム。こちらの初動がリリアナでこれが通ってしまう。これはいけると思い手札から唯一の除去であったかがり火を+1で捨ててしまう。エンドに瞬唱の魔道士を出され悶絶。仕方なく-2で瞬唱と1-1交換。その後相手は、こちらのかがり火に対応して若き紅蓮術士を送還で守ったりといったテクニカルな動きを見せる。その間隙を縫うように狩り達や牙といったマストカウンターな呪文をこちらも通す。しかし悲しいかな相手のトップは強く、クリーチャーは火力で、トークンはバウンスで対処される。そうこうしているうちに互いの手札もなくなりトップ勝負に。
相手土地フルタップで霊異種。
こちら化膿トップ。
相手霊異種二枚目トップ。
こちら狩り達トップ。
相手火力トップ。
なにも引けずケッシグはあったものの霊異種のタフネスを超えられずターンを返す。
相手霊異種で殴ってくる。
相手ライフ2。こちらライフ9。狩り達のトークンは残っており、クリーチャーが二体並べば霊異種でブロックされなかった方をケッシグでパンプすれば勝ち。相手の戦場には霊異種の他1/1が二体ほど並んでいたので何も引けなければブロッカーが足りず負けという状況。
こちらトップ漁る軟泥。相手雲散霧消。
負けました。
自分もここまでトップデッキで勝ちすすんできたわけで、相手の引きの強さを嘆くことはできないけれどやっぱり悔しい。とは言えこの結果に関しては、自分の力以上のものを出し切ったことに満足もしている。
この後は宿を探すべく、へろへろになりながら会場を後にした。
次回
定員250名の大会で参加者240名前後となかなかの盛り上がり。中村修平をはじめとした有名プレイヤーの姿もありテンションが上がる、ちなみに僕は中村修平の大ファンである。次の遠征について、のせしゅん日本一周というタイトルで日記を書こうかと思うくらいにはファンである。
サブイベントのじゃんけんは全て一没、こりゃ今日の引きには期待できんなとおもいつつ、一回戦が始まったが、このときのbye持ちの気楽さといったらない、三戦分待ってる間に完全にだらけてしまった。
自分は競技マジックに関してはそこそこやる気ある勢であり、前のシーズンでは大阪、姫路、京都とスタンダードのPTQに遠征した。で、そこでは概ねボッチであった。あの広い会場にたくさんの人がいる中、一人というのは結構苦痛である。今回のMMOでは、蒼猫亭が協賛として出店していることもあり、蒼猫亭で顔を合わせる人がたくさんいたので、本戦の一喜一憂をみんなと共有できたのは今回かなり嬉しかった。
会場のショップで、僕はEDHのカードを、R氏はモダン用のフェッチランドを買い漁っていた。そんなにフェッチを買いまくって大丈夫なのかと聞いたが、R氏曰く、黒マナは死儀礼で使い切るから大丈夫なんだそうだ。お金がという意味で聞いたつもりだったが、細かいことは気にするまいとそのときは流した。
R7が終わったところで、一つの問題が。R8において、スタンディング次第ではIDすることでTOP8に進出できるわけであるが、スタンディングの読み方というか意味するところが理解できなかった。なにがどうであればIDできるのかは、R8の対戦相手の方が丁寧に説明してくださり、無事に正解の判断を下すことができた。感謝の言葉もない。
TOP8進出が決まったあとは、写真撮影をしたりインタビューに答えたりしたのだが、自分にはどれも未知の経験。緊張で足が震えていた。ところで、インタビューで聞かれた、今年スタン落ちするカードの中で一番好きなのは何か、という質問にオリヴィア・ヴォルダーレンと答えたのが今回の日記のタイトルの由来。こんなところまで来るなんて自分でもびっくりだったし、みんなも凄いと褒めてくれた。しかしTOP8といっても8位と4位で賞金の額がかなり違っており、この事実は、まだまだ負けられないと自分の気を引き締める源になった。
SE一回戦 ラクドスミッドレンジ(ゾンビ) ○×○
ゾンビはスイスラウンドでも当たっていたが、ジャンドの勝ちパターンがどういうものであるかの理解が薄い。GPのための調整でもゾンビとのマッチを想定したことはなく、実に致命的なポカをやった。
一戦目先手
自分キープ相手1マリ
土地3牙2狩り達1あとなんかというマグロ気味のハンドをキープ。相手の1T目が戦墓のグールであったことで頭を抱えたが、途中で引いたラクドスリターンにより相手のフィニッシャー級のクリーチャーを未然に対処、二体の牙が間に合って押し返した。この後のサイドボードで、火柱やゴルチャといったカードに加えて何故か血のやり取りとヴラスカ(多分燃え立つ大地を警戒した)をサイドインしてしまった。
二戦目後手
互いにキープ
除去が多めのハンドをキープ、相手は墓所這い、騎士、ゲラルフと完璧な回り。ここで自分のハンドには軟泥や化膿、血のやり取り、ヴラスカといったカードがあったが、血のやり取りとヴラスカが相手のデッキに全くかみ合っていないことに気づく。また盤面はどうにもならない状況であった。この二枚が狩り達であればどれほどよかったかと後悔し、相手の4T目貴種を見て投了。
三戦目先手
互いにキープ
相変わらず相手の1T目クリーチャーの動きが安定、途中でかがり火を引き、ライフは守られるも返しで生命散らしのゾンビ。牙、狩り達、ヴォルダーレンというハンドを公開。牙をぬかれたので仕方なく狩り達、ヴォルダーレンと展開。ここで相手にヴォルダーレンに対する解答がなく、戦場が膠着。その後軟泥を引き、ヴォルダーレンと組み合わせて完全にマウントをとった。
SE2回戦 青赤デルバー(優勝デッキ) ××
メモ書きに先手後手、マリガン等の記載なくそのあたり不明。また準決勝は集中しすぎていたようでほとんど記憶もない。
一戦目
相手1T目デルバー、2T後に変身。こちらは軟泥でクロックを刻んでいたが途中で対処され、後続の呪文もそのほとんどが打消しと火力で対処された。そのままデルバーに殴られて死亡。サイドボーディングではガラクやリターンなどの重い呪文をサイドアウトし、ゴルチャ、リリアナのような軽量な呪文に加え、人脈もサイドインした。
二戦目先手
恐らくこの日一日でのベストゲーム。こちらの初動がリリアナでこれが通ってしまう。これはいけると思い手札から唯一の除去であったかがり火を+1で捨ててしまう。エンドに瞬唱の魔道士を出され悶絶。仕方なく-2で瞬唱と1-1交換。その後相手は、こちらのかがり火に対応して若き紅蓮術士を送還で守ったりといったテクニカルな動きを見せる。その間隙を縫うように狩り達や牙といったマストカウンターな呪文をこちらも通す。しかし悲しいかな相手のトップは強く、クリーチャーは火力で、トークンはバウンスで対処される。そうこうしているうちに互いの手札もなくなりトップ勝負に。
相手土地フルタップで霊異種。
こちら化膿トップ。
相手霊異種二枚目トップ。
こちら狩り達トップ。
相手火力トップ。
なにも引けずケッシグはあったものの霊異種のタフネスを超えられずターンを返す。
相手霊異種で殴ってくる。
相手ライフ2。こちらライフ9。狩り達のトークンは残っており、クリーチャーが二体並べば霊異種でブロックされなかった方をケッシグでパンプすれば勝ち。相手の戦場には霊異種の他1/1が二体ほど並んでいたので何も引けなければブロッカーが足りず負けという状況。
こちらトップ漁る軟泥。相手雲散霧消。
負けました。
自分もここまでトップデッキで勝ちすすんできたわけで、相手の引きの強さを嘆くことはできないけれどやっぱり悔しい。とは言えこの結果に関しては、自分の力以上のものを出し切ったことに満足もしている。
この後は宿を探すべく、へろへろになりながら会場を後にした。
次回
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