昼夜逆転気味生活の影響でMMOには遅刻してしまうんでないかという心配もそこそこに、なんとかちゃんと起きられたので参加してきた。

mmoは自分にとってはGP二日目の雪辱を晴らす機会でもあり、今シーズン最後のスタンダードにおける、メタゲームの終着点とはなんであるかの答え合わせの場であるとか考えていたので、それなりには意気込んでいた。

gpとmmoの間の期間は何をしていたのかというと、ドランリアニをいじったりしておったのだが、呪禁バントがトップメタのこの環境でリアニはいくらなんでもありえなく、ジャンドやトリコといったリアニが得意とするデッキが、一時に比べると大きく数を減らしているのも逆風だと考えた。

そもそも三色のコントロールが駆逐されたのは燃え立つ大地をサイドに搭載したデッキ(主にグルールミッドレンジ)にせいである。この手のデッキに関して、トリコはちょっと相性が分からないが、デッキの構造上ジャンドに対してメインの相性はあまり良くなく、サイドの燃え立つ大地で逆転できれば良しくらいの考えなわけである。

GPでの自分の失敗は、メインボードの構造を同型もしくは青白系対策に寄せたことであり、ナヤ、グルール系相手にアーキタイプとしての構造上の強みを活かせなくなったことにある。GPに持ち込んだジャンドは、除去とゲインで耐えてフィニッシャーを出すという一般的なジャンドコンの方針ではなく、能動的なカードをより早く数多く唱えて、いち早くボードアドバンテージを築くことに主眼を置いていたものである。後者はジャンド同型や緑黒ロック、青白系などの低速デッキ相手にはめっぽう強いのであるが、グルール系などの高速なデッキ相手にはとにかく噛み合わない。7,8枚サイドしたところでマナベースなどが上記の方針を前提としているので、デッキの動きがあまり変わらず、相性を五分まで持っていけないのである。ちなみに前者の構成で低速なデッキに当たったときのサイド後の相性は、除去の半分程度を能動的なカードに差し替えるだけで五分五分程度となり、そんなに不満のあるゲーム展開にはならない。大会で結果を残しているジャンドのほとんどは前者の方針なのであるが、その構成の理由がGP北九州とその反省でやっと理解できた気がする。

メタ読みにかんしても少し。MMOではGPと同じようなデッキ分布にはならず、グルールミッドレンジが数を少し減らし、緑黒系と呪禁バントやその他のデッキが多いと予想。三色コン減る→燃え立つ大地の威力減→グルールミッドレンジ使う理由が薄くなる→緑黒系と呪禁バントやその他に流れる。という理論展開で全体的に勘。青白系が増える心配はあるが、サイドをきっちり作ればその他のデッキを食えるので十分と判断し、ジャンドを選択した。

結局なにが言いたいかというと、ジャンド以外は回し方よくわからんし練習してないから使いたくないということと、素直な構成であれば酷い目に遭うことはないだろうということ。

持ち込んだデッキリストが下記。蒼猫ブログから転載して編集。

メインボード
4《草むした墓/Overgrown Tomb(RTR)》
4《森林の墓地/Woodland Cemetery(ISD)》
4《血の墓所/Blood Crypt(RTR)》
1《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(M13)》
4《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M13)》
2《沼/Swamp(M14)》
2《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》

3《漁る軟泥/Scavenging Ooze(M14)》
4《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》
4《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》
3《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》

2《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》
2《化膿/Putrefy(DGM)》

4《遥か見/Farseek(M13)》
1《ラクドスの魔鍵/Rakdos Keyrune(RTR)》
2《ラクドスの復活/Rakdos’s Return(RTR)》
1《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》
1《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》
1《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
4《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(AVR)》
2《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》
2《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter(M13)》

サイドボード
2《脳食願望/Appetite for Brains(AVR)》
2《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm(RTR)》
1《ラクドスの復活/Rakdos Return(RTR)》
2《血のやりとり/Barter in Blood(AVR)》
1《火柱/Piller of Flame(AVR》
2《地下世界の人脈/Underworld Connections(RTR)》
3《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
2《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen(RTR)》

全体的に呆れるほど普通の内容、特にメインボードは究極の価格以外ほぼ完コピ。本来なら破滅の刃なのだが、地獄乗りやヘルカイトといった絶対にインスタントで落としたい生物の他、破滅の刃では落とせない絶賛高騰中の冒涜の悪魔を除去できるのが大きいということでこちらを採用。

サイドはやや思い切ってみる、ひたすらミッドレンジ系のマッチで強いカードを多めに採用。メインボードが除去まみれなので火柱は一本でいいかなと日和り、これが後に泣きを見る。青白系対策が薄いが、3byeの壁が青白系を遠ざけてくれるはずと信じた。

これでMMOの本戦に出たわけであるが、上記のような下手なりの考察や予想がなんの意味もないことを分からされた。

自戦記は次回。

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